鉄道模型 輸入と工作のブログ

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HOナロー(9mm) オーダーレイアウトベース制作記 byナローゲージショップ

HOナロー オーダーレイアウトベース

ナローゲージショップではオリジナルのレイアウトベースを販売しています。HOナローやOナロー、過去にはBトレ用としてNゲージのレイアウトベースも作りました。篠原さんやPECOのフレキを使ったタイプから、引き抜きレールでスパイクしたもの。オーディオ端子やバナナプラグ、コスミックさんパワーパックなどの仕様、台枠の家具調塗装やアクリルケースの有無も選択できます。家業がリフォーム業であることを最大限に活かして、基本的には受注生産ですが一所懸命に作っています。また今回のように私たちができる範囲ではありますが特注も承ります。

半年ぶりの特注サイズ

今回は過去に制作したレイアウトベースに興味を持っていただいたことから特注で制作しました。きっかけになったのはこちらの製品です。

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この製品は約450mm x 300mmのA3サイズで、コルク道床の上に篠原模型さんのHOn2 1/2 コード60のフレキシブルレールを敷いています。台枠を家具調塗装にして、コスミックさんの電池式パワーパックとアクリルケースが付属します。

オーダー内容

サイズ:900mm x 600mm x 270mm(アクリルケース)
レール:篠原模型さんのHOn2 1/2 コード60 (道床付き)
最小半径:200~220mm
線路配置:エンドレスのひょうたん型 (レール部とベース部を分離)
電源:コスミックさんのACアダプター付きパワーパック (照明スイッチ付き)
アクリルケースあり / 台枠家具調塗装仕上げ

台枠の作成

材料をカットする

台枠の材料は住宅リフォーム用の檜の羽目板です。それを高さが55mmになるように裂きます。今回はアクリルケースの大きさが900mm x 600mmなので、ケースの厚みを考慮し45°でカットします。

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台枠の塗装

水性ポアステイン(マホガニーブラウン)で着色してから水性ウレタンニス(ツヤあり)で仕上げます。台枠の制作はなかなか時間がかかります。表面下地を仕上げるためにやすりの番手を変えて何度も何度も撫でてあげます。家具調塗装は品を失わない程度に光沢をもたせるために3度塗りで仕上げていますので、塗っては磨いて塗っては磨いて、心を込めて仕上げます。

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塗装の詳しい工程は以下の記事で解説しています。

narrow-gauge-shop.hatenablog.com

 

塗装前に切り抜いておいたパワーパックの取り付け位置もバッチリでした。

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台枠完成

枠を組んで補強材を取り付けて完成。補強材は15mmx15mmの檜材です。いつもは十字に補強を入れていますが、今回は幅が900mmということで1本多く入れました。

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レールの敷設と切り出し

線路配置はエンドレスのひょうたん型で、レール部とベース部を別々の状態にしたいとのご要望でした。4mm厚のベニヤに篠原模型さんのHOn2 1/2用フレキシブルレールを敷いたあと、40mm幅でひょうたん型に切り抜きます。これで幅40mm、厚さ4mmの道床が付いたレール部ができあがります。隠れてしまう部分ではありますが、ベース部はやすりで仕上げています。

レールはピンバイスで下穴をあけてからPECOのPL-14で留めていきます。さらに篠原模型さんのレールには犬釘用の下穴があいているので、マイクロエンジニアリングのスモールスパイクを打ちました。
※写真を撮り忘れてしまったのでいきなり完成状態です。補強材は両面テープで仮止めしています。

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篠原模型さんのレールの留め方

①ピンバイスで下穴をあけます。

ピンバイスが太すぎるとレール固定ピンがスカスカになってしまうので0.5mm以下が良いと思います。

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②レール固定ピンを押し込みます。

画像ではわかりやすいようにピンの上の方を掴んでいますが、ちゃんと刺さるまではできるだけ根本部分を掴んで押し込んだ方が入りやすいです。

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③犬釘用の下穴をあけます。

篠原模型さんのレールには12,3本間隔で犬釘用の穴が付いています。
犬釘用の下穴はまっすぐではなく逆ハの字になるように斜めにあけましょう。

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④犬釘を押し込みます。

わたしはマイクロエンジニアリング(ME社)のスモールスパイクを使っています。
しっかり奥まで押し込んでおかないと車輪が乗り上げてしまうこともあるので気をつけてください。

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完成

ベースとなるベニヤを台枠の大きさに切りだして完成です。

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補強材は両面テープで簡易的に留めているだけなのですぐに外せます。補強は無くても問題ありませんが念のためです。

感謝を込めて

今回は納期を約3ヶ月とお伝えしましたが、それでも構わないと当店にオーダーしていただき心より感謝申し上げます。丁寧に心を込めて作りました。これからどのような作品に育っていくのか私たちもとても楽しみです。またいつか当ブログにて紹介させていただければ嬉しく思います。

お客さまの作品

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