鉄道模型 輸入と工作のブログ

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失敗しない!水性ポアーステインの塗り方 6つのコツ

水性ポアーステインの塗り方のコツ

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DIYでラックやテーブルやイスなどを作った時に最後の仕上げになるのが塗装だと思います。せっかくそこまで綺麗に作ったのに塗装で失敗すると非常にもったいない!シンプルなものでも塗装をしっかりやることによって、グンと高級感が増したりもするので塗装は大変重要な作業です。ここでは私が鉄道模型用のレイアウトベースを塗装する際の工程と、試行錯誤して行きついた塗装のコツをまとめてご紹介したいと思います。

今回使った材料

塗料

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今回は光沢感を出したかったのでウレタンニスは"ツヤあり"を使いましたが、同シリーズに"ツヤなし"のものもあります。お好みで使いわけてください。

・ワシン 水性木部着色剤 (マホガニーブラウン)

・ワシン 水性サンディングシーラー

・ワシン 水性ウレタンニス (透明クリヤー)

刷毛

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刷毛は1本100円以下のものからピンキリですが、必ず水性用と油性用、着色用とニス用は分けてください。わたしは着色用とシーラー用、ニス用とそれぞれの刷毛を用意しています。

・HANDY CROWN INNOVAシリーズ 水性塗料用

・HANDY CROWN INNOVAシリーズ ニス用 (x2)

ヤスリ

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粗目(#40~#100)、中目(#120~#240)、細目(#320~)と様々な種類がありますが、材質によっては粗目から使った方が良い場合もあります。今回わたしが使った材料は室内リフォーム用の檜の羽目板だったので#240からで充分でした。

・空研ぎペーパー #240 

・空研ぎペーパー #400

・TAMIYA フィニッシングペーパー P600番

・TAMIYA フィニッシングペーパー P800番

 

工程

空研ぎペーパー #240をかける (材質によっては#120から)
     ↓
   着色1回目
     ↓
空研ぎペーパー #240をかける
     ↓
   着色2回目
     ↓
空研ぎペーパー #400をかける
     ↓
   着色3回目
     ↓
サンディングシーラー 1回目
     ↓
TAMIYA フィニッシングペーパー P600番をかける
     ↓
サンディングシーラー 2回目
     ↓
ウレタンニス 1回目
     ↓
TAMIYA フィニッシングペーパー P800番をかける
     ↓
ウレタンニス 2回目
     ↓
TAMIYA フィニッシングペーパー P800番をかける
     ↓
ウレタンニス 3回目

 

塗り方のコツ その①

 下地処理が大事

塗り始める前、塗り重ねる前には必ずペーパーをかけてください。そしてペーパーの番手を徐々に上げていくのがポイントです。

 

塗り方のコツ その②

塗料を希釈する

水性塗料は原液そのままでも充分塗れますが、綺麗に仕上げるコツとしては希釈した塗料で塗り重ねることです。そうすることによって塗りムラをなくすことができます。水で簡単に希釈できるのも水性塗料のメリットです。

着色1回目

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私は希釈の比率は感覚でやっていますが、あまり希釈し過ぎると好みの色になるまで何回も何回も塗り重ねなければいけなくなってしまいますので注意してください。

着色3回目

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1回目に比べてかなり濃くなったのがわかると思います。ここまでの間に3回ペーパーをかけているので表面はかなりなめらかな手触りです。

 

塗り方のコツ その③

サンディングシーラーの効果

ニスを塗る前の下塗りとして使うことで塗膜の厚みを出すことができます。また木の導管に入りやすく、研磨性が高いので表面を平滑にしやすくなります。サンディングシーラーを塗るのと塗らないのとではかなり差が出ますので必ず塗ってください。

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乾くと透明になります。ニスほどではないですが多少ツヤ感が出ます。

ペーパーのかけ方

サンディングシーラーも塗り重ねる場合には必ずペーパーをかけます。しかし着色の時と違って力を入れすぎると下の塗装が剥げてしまうので注意が必要です。一方方向から表面を撫でるように優しくかけましょう。表面にうっすら白い粉が出てきたらそれ以上はかけない方が良いです。

 

塗り方のコツ その④

塗料をつけすぎない

刷毛に塗料を含ませる量はできるだけ少なめの方が綺麗に塗れます。もちろん少なすぎてもダメですが、多いとダマになったり気泡ができたりします。それと塗料を含ませるのは刷毛の半分くらいまでにした方が良いです。

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塗り方のコツ その⑤

刷毛の動かし方

刷毛は寝かしすぎないようにして木目に沿って一方方向から動かすのがポイントです。この時刷毛を押し付け過ぎないようにし、力を一定に保ってください。特にウレタンニスを塗る場合には絶対に刷毛を往復で動かさないでください。

 

塗り方のコツ その⑥

ウレタンニスは塗り直し厳禁

極端に書きましたができるだけ1回で決めた方が良いです。とはいえ、1回で塗りきれない部分もどうしても出てきます。その場合は素早く塗り直すのがポイントです。ニスはすぐに表面が固まり始めるため、ちょっとでも時間がたってから塗り直そうとすると刷毛ムラが出てしまいます。30秒~1分以内に決めたいところです。

ウレタンニス1回目

3回塗り重ねるわけですが、ペーパーのかけ方はサンディングシーラーの時以上に表面を撫でるように優しくかけましょう。

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ウレタンニス3回目

光沢が出て反射しているのがわかると思います。3回塗り重ねることで塗膜も厚くなり耐久性も増しています。

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完成品 ~未塗装との比較~

冒頭にも書きましたがわたしは鉄道模型用のレイアウトベースを制作しています。きっかけはお客様からのご要望でしたが、塗装をすることによってここまで雰囲気が変わるとは思いませんでした。

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もちろん未塗装には未塗装の魅力があります。木の風合いと純粋な檜の香りを楽しむことができるので、このあたりは好みが分かれると思います。

 

塗料選び ~油性と水性の違い~

塗料を大きく分けると油性と水性がありますが、私は基本的には水性塗料をおすすめします。もちろん油性塗料にもメリットがありますのでそれぞれの特徴を考慮して選んでください。

水性塗料のメリット

・臭いが少ない

・扱いやすい

・刷毛の洗浄などが楽 (←意外と重要)

・価格がわりと安い

油性塗料のメリット

・金属面の塗装など一度塗りで済む場合もある

・塗料の密着力が強い

・塗膜が強いので耐久性がある

・光沢力が優れている

 

場合によっては"との粉"を使う

との粉は木材の導管(木目の溝)を埋めて表面を平滑にするものです。木材の種類によっては導管が深いものもあるので、その場合はとの粉を使って"目止め"といわれる工程をやった方が綺麗に仕上がります。

 

まとめ

今回はあくまで水性ポアーステインの塗り方のコツです。油性塗料の場合やステイン以外の塗料の場合は異なる部分もあるかもしれません。
わたしは油性塗料やスプレータイプなどいろいろ試行錯誤した結果、水性ポアーステインに落ちつきました。材料の種類や、屋内、屋外どちらで使うものを塗るのか、また何に使うものを塗るのかによって塗料の種類や工程も変わってきます。ただ全てに共通して言えることは、ペーパーがけやシーラー、との粉などの下地作りは手を抜いてはいけないということ!塗り方も重要ですが、下地作りで全てが決まるといっても過言ではありません。せっかくご自身で作った作品です。手間を惜しまず最高のものにしてください。