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鉄道模型をDCCで楽しむために知っておきたいこと7選 ~入門編

2017年11月21日修正

鉄道模型をDCCで楽しむために知っておきたいこと

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DCCとは

DCCとは"Digital Command Control"の略で、デジタル信号によって鉄道模型を遠隔制御する方式のことです。デジタル信号を受け取るデコーダを使うことで、車両の制御だけでなくポイントマシンも制御できます。またサウンド機能付きのデコーダーを使えば車両の走行音やアイドリング音、汽笛の音なども楽しむことができます。

 

DCC化するメリット

車両の個別管理ができる!

何と言ってもこれがDCCの一番のメリットかもしれません。従来の方式(DC方式)ではレール上に複数の車両がある場合、基本的には全ての車両が同じ動きをします(絶縁されている場合は除く)。しかしDCCの場合は、車両一台一台にそれぞれアドレスと呼ばれる管理番号を設定できて手元のコントローラーひとつでそれぞれ別々の動きをさせることができます。

ポイントマシンの一括管理

手元のコントローラーで個別管理はもちろんのことDCCシステムのルート機能を使うことで、あらかじめ設定しておいた特定ルート上のポイントマシンを一括制御することも可能です。また大レイアウトになればなるほどポイントマシンやスイッチ類の配線などが増えていきますが、DCC化することでコントローラーとポイントマシンを繋ぐ配線は不要になるためスッキリさせることができます。

レイアウトが楽!

DCC運転はレールから電力とデジタル信号を受け取る仕組みになっているので"常時通電"が基本です。つまりポイントなどが複数入った複雑なレイアウトの場合でもギャップ(絶縁)などで頭を悩まされることはありません(リバース線などの一部特殊な場合は除く)。

サウンド機能で臨場感アップ!

スピーカー付きのサウンドデコーダーを搭載することで様々な音を楽しむことができます。蒸気排気音やホイッスル、ベルなどデコーダーによって選べる音と種類は違います。またヘッドライトや室内灯の管理もできるので、停車中はライトを消灯しアイドリング音のみにし、発車させる時に点灯させ汽笛を鳴らしながらゆっくりと走りだすといった本物さながらの楽しみ方ができます。

パソコンでもコントロール可能!

パソコンとの連携もひとつの魅力です。アドレスの変更やCV値(デコーダーの機能毎の設定)の変更はもちろん、専用ソフトをインストールし自動運転をプログラムすることも可能です。それなりの知識は必要になりますが、コントローラーだけではできないことも色々あるので遊び方の幅が広がります。

 

DCCのデメリット

コストがかかる

一番のデメリットだと思います。DCCで遊ぶためには車両一台一台にデコーダーを搭載しなければなりません。また専用のコントローラーも必要になるので初期費用がそれなりにかかります。

手間がかかる

自分でデコーダーを搭載する場合、それなりに知識と手間がかかります。ただ手間を惜しんでは鉄道模型は楽しめません。参考になる書籍なども出ていますので基本的な部分はそこまで難しくないと思います。自信のない方やまずは手軽にDCCを楽しみたいという方は、デコーダー付きの車両も売っていますのでコントローラーと車両だけでも簡単に楽しむことができます。

 

DCCの主なメーカー

Digitrax

1980年代からDCCの開発を行っているアメリカの鉄道模型メーカー。
サウンド・走行一体型、サウンド専用、走行専用のデコーダーが各種発売されています。サウンドデコーダーはパソコンを使って音源を書き換えることができ、音源はHPでダウンロードして使うことができます。
スピーカーはインピーダンスが8Ωと32Ωに分かれているので交換の際には注意が必要です。

Soundtraxx

Tsunamiシリーズとしてサウンドデコーダーを発売しているアメリカのメーカー。
音質の良さが人気です。サウンドの車種は蒸気機関車用、ディーゼル機関車があり、HPでサウンドを視聴することもできます。
スピーカーは別売でインピーダンスは8Ωとなっています。

ESU

LokSoundシリーズとしてサウンドデコーダーを発売しているドイツのメーカー。
サウンドの車種は蒸気機関車ディーゼル機関車はもちろん、電気機関車気動車などもあります。また音源の豊富さが特徴でHPでサウンドを視聴することもできます。
Digitraxと同様にパソコンを使って音源を書き換えることができ、音源はHPでダウンロードして使うことができます。ただスピーカーのインピーダンスが100ΩになっているのでESUから発売されているスピーカー以外に交換するのは難しいです。

MRC

わりとリーズナブルな価格でサウンド・走行一体型、サウンド専用、走行専用のデコーダーを発売しているアメリカのメーカー。
サウンドの車種は蒸気機関車ディーゼル機関車ですが汎用性が高く、適応メーカーの製品に簡単に取り付けられる「ドロップ・イン」スタイルの製品も多くあります。
スピーカーも様々なサイズを別売しているので交換も簡単です。

Lents

一番最初にDCCシステムを開発したドイツのメーカー。サウンドデコーダーの扱いはなく動力車制御用のみですが、Zゲージの車両にも搭載できる超小型デコーダーが有名です。ZゲージやNゲージ、HOナローなどの小型車両のDCC化にはかかせません。

 

デコーダーの種類

動力車制御用デコーダ

走行のみDCCで制御できます。サウンドは出ません。

サウンドデコーダー (動力制御あり)

ひとつで走行とサウンドのどちらも制御できます。

サウンドデコーダー (動力制御なし)

サウンドのみDCCで制御できます。

ファンクションデコーダー (付随車制御用)

客車などの動力車以外に搭載することでヘッドライトやテールライトの切り替えや点滅などの操作ができます。

アクセサリーデコーダー / ステーショナリーデコーダ

ポイントマシンや信号機、踏切などの制御に使います。

 

DCCに関するおすすめ書籍

『DCCで楽しむ鉄道模型』 著:松本典久

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『DCCで楽しむ鉄道模型 ~サウンド・応用編~』 著:松本典久

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『DCCマニュアル 2009』 著:根津達也

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当店取り扱い MRC一覧

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DCCコントローラー

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MRC 1422 Prodigy Explorer DCC System

車両アドレスを1~4まで設定できます。(ただし同時走行は2台まで)
DCCを手軽に楽しむ入門機としておすすめです。

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MRC 1414 Prodigy Advance2

3台以上の車両を同時に管理したい場合はこちらがおすすめです。また車両アドレスをお好きな自由に設定できるので実車と同じ車番にすることもできます。
スロットルを増設したり拡張性が高いのも人気の理由です。

 

DCC インターフェースケーブル

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MRC 1516 Prodigy DCC PC用 インターフェースケーブル / USBケーブル

Prodigy Advanceと専用ソフトを使ってパソコン上でデコーダーのプログラミングや操作ができます。
インターフェースひとつでCAB2台分の役割が可能です。パソコン画面で複数のCV値設定を一回の操作で簡単にできます。

 

走行・サウンド一体型デコーダー ~HO用~

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MRC 1617 HO 蒸気機関車 サウンド・走行一体型 小型デコーダー/小型蒸気用

HO 蒸気機関車用サウンドデコーダー。0-4-0や0-6-0などの小型車両に最適です。

<仕様>

  • 16ビット音声 / 28ファンクション対応 (BackEMF機能あり)
  • NMRA 8ピン及び9ピンプラグ対応
  • 許容電流値: 1.0A
  • 蒸気排気音 2種類 / ホイッスル 4種類 / ベル 2種類

<サイズ>

  • 基盤部分: 29.5mm(L) × 10.6mm(W) × 5mm(H)
  • 28mm円形小型スピーカー (ボックス付き)

※DCでも使えますが排気音のみとなります。

 

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MRC 1618 HO 蒸気機関車 サウンド・走行一体型 小型デコーダー/大型蒸気用

HO 蒸気機関車用サウンドデコーダー。大型車両用に適しています。

<仕様>

  • 16ビット音声 / 28ファンクション対応 (BackEMF機能あり)
  • NMRA 8ピン及び9ピンプラグ対応
  • 許容電流値: 1.0A
  • 蒸気排気音 2種類 / ホイッスル 2種類 / ベル 2種類

<サイズ>

  • 基盤部分: 29.5mm(L) × 10.6mm(W) × 5mm(H)
  • 28mm円形小型スピーカー (ボックス付き)

※DCでも使えますが排気音のみとなります。

 

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MRC 1639 HO/N 蒸気機関車 ミニ サウンド・走行一体型 小型デコーダ

HO / N 蒸気機関車用ミニサウンドデコーダー。ミニサイズでNにも対応。

<仕様>

  • 16ビット音声 / 28ファンクション対応 (BackEMF機能なし)
  • リード線&8ピン
  • 許容電流値: 1.5A
  • 蒸気音 24種類 / ホイッスル 34種類 / ベル 8種類

<サイズ>

  • 基盤部分: 33mm(L) × 10.5mm(W) × 5mm(H)
  • 20mm円形小型スピーカー (ボックス付き)

 

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MRC 1911 HO 蒸気機関車 ミニ サウンド・走行一体型 小型デコーダ

HO 蒸気機関車用ミニサウンドデコーダー。

<仕様>

  • 16ビット音声 / 28ファンクション対応 (BackEMF機能あり)
  • NMRA 8ピンタイプ
  • 許容電流値: 1.5A
  • 蒸気排気音 20種類 / ホイッスル 17種類 / ベル 7種類

<サイズ>

  • 基盤部分: 28mm(L) × 17mm(W) × 6.5mm(H)
  • 28mm円形小型スピーカー (ボックス付き)

※DCでも使えますが排気音のみとなります。

 

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MRC 1910 HO ディーゼル機関車 ミニ サウンド・走行一体型 小型デコーダ

HO ディーゼル機関車用サウンドデコーダー。

<仕様>

  • 16ビット音声 / 28ファンクション対応 (BackEMF機能あり)
  • NMRA 8ピンタイプ
  • 許容電流値: 1.0A
  • 機関車の種類 6種類 / ホーン 22種類 / ベル 8種類

<サイズ>

  • 基盤部分: 24.4mm(L) × 16.2mm(W) × 3mm(H)
  • 20mm円形小型スピーカー (ボックス付き)

※DCでも使えますが排気音のみとなります。

 

走行・サウンド一体型デコーダー ~N用~

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MRC 1956 N 蒸気機関車 ミニ サウンド・走行一体型 小型デコーダ

Nゲージ 蒸気機関車用サウンドデコーダー。

<仕様>

  • 16ビット音声 / 28ファンクション対応 (BackEMF機能あり)
  • NMRA 8ピンタイプ
  • 許容電流値: 1.0A
  • 蒸気排気音 20種類 / ホイッスル 16種類 / ベル 6種類

<サイズ>

  • 基盤部分: 29.5mm(L) × 10.6mm(W) × 5mm(H)
  • 17mm円形小型スピーカー

 

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MRC 1959 N ディーゼル機関車 ミニ サウンド・走行一体型 小型デコーダ

Nゲージ ディーゼル機関車用サウンドデコーダー。

<仕様>

  • 16ビット音声 / 28ファンクション対応 (BackEMF機能あり)
  • NMRA 8ピンタイプ
  • 許容電流値: 1.0A
  • 機関車の種類 6種類 / ホーン 22種類 / ベル 6種類

<サイズ>

  • 基盤部分: 29.5mm(L) × 10.6mm(W) × 5mm(H)
  • 17mm円形小型スピーカー

 

走行専用デコーダー ~HO用~

走行専用デコーダーなのでサウンドも楽しみたい場合には別途サウンドデコーダーが必要になります。

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MRC 1651 HO DCCデコーダー (サウンドなし) 9ピンプラグ対応

HO用 4ファンクションデコーダ

<仕様>

  • NMRA 8ピン及び9ピンJSTコネクタ
  • 最大電流 1.5A

<サイズ>

縦 26.5mm x 横 15.0mm x 厚さ 5.0mm

 

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MRC 1834 HO DCCデコーダー (サウンドなし) 8ピンプラグ対応

HO用 4ファンクションデコーダ

<仕様>

<サイズ>

縦 17mm x 横 19mm x 厚さ 4.8mm

 

サウンド専用デコーダー ~HO用~ 

サウンド専用のデコーダーなので走行もDCC制御したい場合には走行用デコーダーが別途必要になります。すでにDCCデコーダーを搭載してある車両なら簡単にサウンド機能を追加できます。またお持ちの車両に合わせてスピーカーも簡単に変更できます。 

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MRC 1908 HO 蒸気機関車 サウンド デコーダ

HO / O / G 蒸気機関車用サウンドデコーダ

<仕様>

  • 16ビット音声 / 28ファンクション対応
  • 蒸気音 20種類 / ホイッスル 17種類 / ベル 7種類
  • 最大電圧 18V

<サイズ>

  • 基盤部分: 17.4mm(L) × 17.4mm(W) × 4mm(H)
  • 28mm円形小型スピーカー (ボックス付き)

※サウンド専用デコーダーにつき走行制御はできません。

 

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MRC 1909 HO ディーゼル機関車 サウンド デコーダ

HO / O / G ディーゼル機関車用サウンドデコーダ

<仕様>

  • 16ビット音声 / 28ファンクション対応
  • 機関車の種類 6種類 / ホーン 22種類 / ベル 8種類
  • 最大電圧 18V

<サイズ>

  • 基盤部分: 17.4mm(L) × 17.4mm(W) × 4mm(H)
  • 20mm円形小型スピーカー (ボックス付き)

※サウンド専用デコーダーにつき走行制御はできません。

 

交換用スピーカー

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MRC 1512 円形20mmスピーカー スピーカーボックス/ソケット付 8Ω 

 

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・MRC 1513 楕円形16×35mmスピーカー スピーカーボックス/ソケット付 8Ω

 

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・MRC 1517 円形10mmスピーカー

 

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・MRC 1518 円形13mmスピーカー

 

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・MRC 1519 円形18mmスピーカー スピーカーボックス/ソケット付 8Ω

 

ポイントマシンやスイッチ類の制御

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・MRC 1628 アクセサリーデコーダー / ステーショナリーデコーダ

主にポイントマシンやスイッチの制御に使います。
ひとつのアクセサリーデコーダーに4つの制御ユニットが付いているので、4つまでのポイントマシンやスイッチを制御することができます。