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PECOのポイントレール 選択式と非選択式の違い 3つのポイント

最終更新日:2017/5/8

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PECOのポイントレール 選択式と非選択式の違い 3つのポイント

選択式と非選択式の定義

「選択式ポイントレール」

選択式ポイントレールとは、レールが開通している方にしか通電しないポイントレールです。その為ポイントが開通しているレールの上の車両のみ動かすことができます。

 

「非選択式ポイントレール」

非選択式ポイントレールとは、ポイントの切り替えに関係なく全てのレールに通電するポイントレールです。

 

PECOのポイントレールはどちらも”選択式”?!

PECOのポイントレールには、「Insulfrog(インサルフログ)」「Electrofrog(エレクトロフログ)」があります(ナローのポイントレールはElectrofrogのみ)。日本国内では、「Insulfrog(インサルフログ)」=「非選択式」「Electrofrog(エレクトロフログ)」=「選択式」と呼んでいますが、どうも言葉だけが独り歩きしている感があります。PECOのカタログや「WIRING THE LAYOUT」にも掲載されている「Insulfrog(インサルフログ)」「Electrofrog(エレクトロフログ)」の解説イラストを見てみましょう。(イラストを元に私が自作した画像です)

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いかがでしょうか。どちらもポイントが開通している方の車両しか動きません。「Insulfrog(インサルフログ)」=「非選択式」と言われている方も、本来の「非選択式」の定義とは異なります。つまりPECOのポイントレールに関してはどちらも「選択式」ということになります。

 

「Insulfrog(インサルフログ)」「Electrofrog(エレクトロフログ)」の違い

なぜ日本国内でそのような解釈になったかはわかりませんが、InsulfrogとElectrofrogの意味を考えてみます。

Insul = 絶縁された・絶縁・絶縁材
Electro = 電気・電気による・電気の

上のイラストにも記したように、違いはフログ部分が絶縁されているかどうかです。実際にPECOの製品を見比べてみましょう。

Insulfrog (インサルフログ)

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これはNゲージ用のSL-395(インサルフログ)です。赤丸のフログ部分が絶縁体なので、ここを車両が通過する時は無電状態になります。約11mmほどですが車輪の間隔が広い車両や、極端な低速で走行している場合は止まってしまうかもしれません。

Electrofrog(エレクトロフログ)

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こちらはSL-E395(エレクトロフログ)です。赤丸のフログ部分が導電体なので、フログとフログレールが一体になり通電されるため無電状態がなくなります。

 

PECOはふたつの異なる”選択式”

PECOのポイントレールは通電の仕方が異なる、ある意味どちらも選択式だということがわかりました。ではどう違うのか。もう一度イラストを見てみましょう。

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Insulfrog(インサルフログ)はポイントが開通していない側のフログレールを”無電”にします。これはTOMIXやKATO方式です。

Electrofrog(エレクトロフログ)は開通していない側のフログレールを”同極性”します。これは篠原方式です。

つまり、、、

PECO Insulfrog(インサルフログ)はTOMIXやKATO方式の”選択式”

PECO Electrofrog(エレクトロフログ)篠原方式の”選択式”

と覚えておけば良いと思います。

 

PECOのInsulfrog(インサルフログ)を”非選択式”にする

ではPECOのInsulfrog(インサルフログ)を文字通り”非選択式”にするには、どうしたら良いのでしょうか。

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SL-395の裏側です。赤丸の配線部分をカットして①と③②と④をジャンパーさせればポイントの切り替えに関係なく全てのレールに通電する”非選択式”になります。

Electrofrogを”非選択式”にはできるのか

Electrofrog(エレクトロフログ)を”非選択式”にすることもできます。が、フログ部分を切断しギャップを作ったり、PECOのPL-13などを使って極性反転させるなどちょっと手間がかかります。

 

「インサルフログ」と「エレクトロフログ」どちらを選ぶか

この質問もたまにいただきますが、単純にどっちの方が良い悪いはありません。どんなレイアウトにしたいのか、使いたいレールのコードはいくつか、DCなのかDCCなのかなどなど。様々な要因によって変わってきます。

例えばDCCで遊びたい場合は、一般的には”非選択式”が適していると言われています。これはDCCはレールへ常時給電が大原則だからです。PECOのNゲージ用のポイントレールにはコード80コード55がありますが、見た目がより実感的なコード55のポイントレールはエレクトロフログがメインでインサルフログはダブルスリップとシングルスリップと大型クロッシングの3種類のみです。つまりNゲージのレイアウトをPECOのコード55でDCC化したい場合は、上記で触れたようにちょっと手間と材料費がかかることになります。使い方によりどちらにもメリット・デメリットがあると思うので、ご自身のプランに合わせて使い分けてください。

PECO ポイントレールのまとめ記事

2017/5/7 追記

 

まとめ

日本では「Insulfrog(インサルフログ)」=「非選択式」「Electrofrog(エレクトロフログ)」=「選択式」という呼称が定着しているため、当店でも商品名にその旨明記しています。二種類の違いはあくまでフログ部分がインサル(絶縁)かエレクトロ(電気)かの違いです。PECOのポイントレールはある意味どちらも”選択式”だということを念頭に置いて商品をお選びください。

この記事の内容は、大半が先達諸兄にご教示いただいたことをまとめたものです。日頃よりご指導を賜りありがとうございます。この場をお借りして御礼申し上げます。PECOの通電方式に関してはまだまだ序の口です。今後も少しづつ勉強して理解していきたいと思います。記事の内容に間違いなどがありましたら、コメント欄よりご教示いただければ幸いです。当方の拙いまとめではありますが、PECOポイントレール使用の一助となれば嬉しく思います。